プレ・タイトルの空中アクションは、実際にダイビング(スタントマン)がやって、撮影されています。スーツの下にパラシュートを隠して飛んだんですね。この撮影の最大の難題は、カメラマン。当時は軽くて高性能な、CCDカメラがなかったため、スタッフで自作したそうです。カメラは撮影者のヘルメットに乗せて撮影されています。 このタイプの撮影は一回で数秒分の映像しか取れないので、100回近くダイビングを繰り返して撮影され、のちに編集しているんです。ボンドもそうですが、リチャード・キール扮する"ジョーズ"も、吹き替えです。 演出したのは、次の「007ユア・アイズ・オンリー」で監督に昇格したジョン・グレン。彼は、前作「私を愛したスパイ」冒頭の、スキー・ジャンプも演出しています。 英国が増税になったため、この作品はフランスと英国の2箇所で撮影されました。宇宙のセットは、英国の、007ではホーム・グランドというべき、パインウッド・スタジオで撮影されました。 宇宙シーンは、美術のケン・アダムが大きなセット、ミニチュアはデレク・メディングスが担当しています。 スタジオにビロードの幕を張り詰め、そこに小さな穴をあけて、発光ダイオードを埋めて照らすと「星」のように見え、遠近感も出るそうです。 宇宙戦は手前は実際の人物、後方は人形です。無重力なのは、ピアノ線でつって、スローで撮っています。 光線銃で、溶けたりするのは、ロウで作ったミニチュアを溶かしています。光線は、後からのオプティカル合成ですね。 このほか、シャトルの飛行シーン等は何重にも合成しています。(ブルーバックのシャトル+宇宙のホリゾント+地球の絵・・・など)
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