2025年5月15日木曜日

The Autobiography of Malcolm X – A Radical Audiobook




5:36:34
《ビンビイは私に、めったに多くを語らなかった。彼は個々の人間にたいしてつっけんどんだったが、私は彼に好かれていると感じた。彼と友だちになろうという気になったのは、彼が宗教を論じるのを聞いたときである。私は自らを、もはや無神論を越えたものと見なしていた~~つまり私はサタンだった。しかしビンビイは無神論哲学を、いわば一つの体系のなかにおさめたのである、私はそれまでの激しい罵倒による宗教攻撃をやめてしまった。私の態度は彼にくらべるとじつに迫力のないものに思われた。そのうえ彼は、下品な言葉など一度も口にしたことさえなかったのだ。》
『マルコムX自伝』邦訳206頁 

#10.Satan
"Bimbi seldom said much to me; he was gruff to individuals, but I sensed he liked me. What made me seek his friendship was when I heard him discuss religion. I considered myself beyond atheism—I was Satan. But Bimbi put the atheist philosophy in a framework, so to speak. That ended my vicious cursing attacks. My approach sounded so weak alongside his, and he never used a foul word."

The Autobiography of Malcolm X

0 件のコメント:

コメントを投稿

naveさんによるXでのポスト 気狂いピエロ

詩人アルチュール・ランボー(1854-91)は今日10月20日が誕生日。 早熟の天才と言われ、21歳迄には詩作を放棄し、その後は武器等を扱う貿易商として生涯を終えた。 ゴダール『気狂いピエロ』の最後では彼の詩『永遠』が引用される。 「また見つかった。 何が? 永遠。 太...