2025年5月12日月曜日

全14話、約15時間におよぶファスビンダーの集大成。『ベルリン・アレクサンダー広場』の国内最終上映が決定|美術手帖

全14話、約15時間におよぶファスビンダーの集大成。『ベルリン・アレクサンダー広場』の国内最終上映が決定|美術手帖

全14話、約15時間におよぶファスビンダーの集大成。『ベルリン・アレクサンダー広場』の国内最終上映が決定

ニュー・ジャーマン・シネマの旗手、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが監督を務めた全14話・14時間58分におよぶテレビ映画『ベルリン・アレクサンダー広場』。本作の国内上映権が終了することを受け、アップリンク吉祥寺が日本最終上映を行う。上映期間は7月13日〜26日。

『ベルリン・アレクサンダー広場』より © 2006 – Bavaria Media GmbH ​​​​​​​LICENSED BY Global Screen GmbH 2012, ALL RIGHTS RESERVED

 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが監督を務めた全14話、14時間58分におよぶテレビ映画『ベルリン・アレクサンダー広場』(原題:Berlin Alexanderplatz、1980)の国内上映権が終了することを受け、アップリンク吉祥寺が本作の日本最終上映を実施することを決定した。

 ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として知られるファスビンダーが80年に発表した本作。原作はアルフレート・デーブリーンが1929年に発表した同名小説だ。本作の舞台である20年代末のベルリンは、第一次大戦敗戦の痛手により、失業者が増え犯罪が横行し、ナチスと共産主義者の対立も過激さを増していた。

 いっぽうで同時代は、ベルリンがヨーロッパ有数の大都市として花開いた時代でもある。本作は、そんな激動の時代を「普通」を目指したひとりの男、フランツ・ビーバーコップがたどる受難に満ちた物語となっている。

 フランシス・フォード・コッポラやマイケル・マン、トッド・ヘインズ、タル・ベーラなど数々の映画作家を魅了してきたファスビンダーの集大成的本作。日本では2000年に劇場初公開、その後13年にデジタルリマスター版が封切りされた。ヒューマン・ドラマを通じて戦間期の混迷に揺れるベルリンを描いた本作を、ぜひ劇場で体験してほしい。

『ベルリン・アレクサンダー広場』より © 2006 – Bavaria Media GmbH
LICENSED BY Global Screen GmbH 2012, ALL RIGHTS RESERVED

『ベルリン・アレクサンダー広場』より © 2006 – Bavaria Media GmbH
LICENSED BY Global Screen GmbH 2012, ALL RIGHTS RESERVED

『ベルリン・アレクサンダー広場』
日本最終上映

上映期間:2019年7月13日〜26日
会場:アップリンク吉祥寺
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1 吉祥寺PARCO 地下2階
電話番号:0422-66-5042
料金:一般 1900円 / 学生 1500円 / UPLINK会員 1700円

『ベルリン・アレクサンダー広場』(原題:Berlin Alexanderplatz)
(1979、1980 / ドイツ・イタリア / カラー / 全14話構成のテレビ映画 / 14時間57分)

原作:アルフレート・デーブリーン
監督・脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
撮影:クサーヴァー・シュヴァルツェンベルガー
音楽:ペーア・ラーベン
出演:ギュンター・ランプレヒト、ハンナ・シグラ、エリーザベト・トリッセナー、バーバラ・ズコヴァ、ゴットフリート・ヨーンほか

日本語字幕・字幕翻訳:渋谷哲也・粂田文
宣伝デザイン:成瀬慧
配給:株式会社 アイ・ヴィー・シー

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