ブライアン・イーノ、ウィンドウズ95の起動音を手掛けたマイクロソフトに宛てた公開書簡を発表 [朝一から閉店までφ★]
2025.5.22 木曜日ブライアン・イーノはマイクロソフトにイスラエルとの関係を断ち切るよう求め、その中でマイクロソフトのために作曲したウィンドウズ95の起動音の報酬をパレスチナ支援に寄付することを明らかにしている。
ブライアン・イーノはウィンドウズ95を立ち上げた時に鳴る約6秒の起動音の音源を手掛けている。当時、ブライアン・イーノは84の「短い音源」を制作した後、最終的には約6秒の長さとなったアルペジオの音源を制作したと説明していた。
ブライアン・イーノは公開書簡でかつて「有望なテクノロジーの未来」を象徴していた会社が「抑圧と戦争の機械」に加担することになるとは「信じることなどできませんでした」と述べている。
先週、マイクロソフトはガザの紛争が続く中でイスラエル軍に人工知能とクラウド・コンピューティング・サービスを販売して、イスラエル人の人質の居場所を突き止め、救出する活動を支援したことを明かしていた。
「ボイコット、投資撤収、制裁」運動はこのことについて「イスラエルの違法なアパルトヘイト体制に最も加担しているテクノロジー企業」と評している。
ブライアン・イーノは公開書簡で次のように述べている。「1990年代中盤、マイクロソフトのウィンドウズ95というオペレーション・システムに短い音源を作曲してほしいと依頼されました。
それから何百万人、もしかしたら何十億人があの短い起動音を聴くことになりました。それは有望なテクノロジーの未来への入口を象徴するものでした。
クリエイティヴ面での挑戦として喜んでプロジェクトに参加して、企業の担当者とのやりとりは楽しいものでした。同じ企業がある日、抑圧と戦争の機械になるとは信じることなどできませんでした」
「今日は作曲家としてではなく、作曲したものとはまったく違う形でマイクロソフトが果たしている役割に警鐘を鳴らす一市民として語らざるを得ません。それはパレスチナでの監視、暴力、破壊に繋がるものです」
「2025年5月15日に投稿されたブログでマイクロソフトはイスラエル国防省に『翻訳機能を含むソフトウェア、プロフェッショナル・サービス、アズール・クラウド・サービス、アズール・AIサービス』を提供したことを明らかにしました。
ブログでは『顧客が我々のソフトウェアやサーバー、デバイスをどう使っているか、マイクロソフト側では把握していないということが重要です』と述べられています。これらの『サービス』は、一流の法学者や人権団体、国連の専門家、そして世界各国の政府が大量虐殺と評する行為に従事している体制を支援するものです。
マイクロソフトとイスラエル政府・軍による協力関係は秘密裏のものではなく、『パパはどこ?(パレスチナ人を追跡し、自宅で空爆するための誘導システム)』といった"愉快な"名前と共に死に至らしめるテクノロジーに同社のソフトウェアが使われています」
https://nme-jp.com/news/155865/
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