2026年6月10日水曜日

レンズマン - Wikipedia

レンズマン - Wikipedia

レンズマン(Lensman)は、アメリカSF作家E・E・スミスが作り上げたヒーローである。

“ドク”E(エドワード)・E(エルマー)・スミスは、1937年から10年以上に渡り『銀河パトロール隊』を始めとする一大SF小説、レンズマン・シリーズを書き上げ、“スペースオペラ”といわれる娯楽小説のジャンルの形成に、大きな方向付けの役割を果たした。

レンズマン・シリーズは、地球人のレンズマンである主人公キムボール・キニスンの成長と活躍を物語の軸に置き、銀河文明とそれに敵対する宇宙海賊ボスコーン(ボスコニア文明)との宿命的な全面戦争に到るまでの波瀾万丈の物語を描く。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%83%B3

レンズマン

レンズ(アリシアのレンズ、驚異のレンズ)とは、銀河パトロール隊がアリシア人から与えられた認識票である。他者から認識されやすく、当人の行動の邪魔にならない箇所に装着する。原作では人間型レンズマンはプラチナイリジウム合金製の腕輪にはめ込まれ、手首に着用する(通常の場合。潜入工作の際などは肩に近い上腕、ズボンのポケット、靴の中などに仕込む場合もある)。リゲル人トレゴンシーは腕(触手)の1本、ヴェランシア人ウォーゼルは額の中央に埋め込まれるように装着されており、他の非ヒューマノイドもこれに準じていると思われる。パレイン人ナドレックがどのように装着しているかは不明(彼らの外見は温血の酸素呼吸生物には知覚不能であるため、厳密な描写がほとんどない)。第三段階レンズマンである“レンズの子供たち”は、レンズそのものを自分の肌の表面に出現させることが可能である。

分析・合成が不可能な未知の物質でできており、偽造は不可能である。また、既知のいかなる薬品、発生させ得る限りの高温、低温、振動、衝撃などによっても破壊は不可能である。所有する個人ごとに調製され、レンズと対になる本人にしか着用できず、着用している間は独特の光彩を放ち、この状態では無害であるが、暗い(光彩を放っていない)状態で他人が着用すれば激しい苦痛を感じて即死する。正規の所有者が死亡すると、数分後に分解消滅し、いかなる残留物も残さない。

また、保有者を精神感応者(テレパス)にする機能を持つ。これにより、人類以外の異種知性体ともコミュニケーションが可能となる。言語や思考そのものだけでなく、思考を代表するメッセージであれば、いかに隠され、暗号化されていようとも即座に理解することができる。

このレンズを所持するものはレンズマンと呼ばれ、法と正義の執行者として既知のあらゆる宇宙において絶大な信頼を受ける。特に「リリース」(普通任務解除)され「独立レンズマン」となった者は、ほとんど無制限の権利を行使することができ、銀河調整官からの指示など一部例外を除き誰からも命令を受けることはなく、銀河パトロール隊の莫大な予算も無制限に使用することができる。独立レンズマンはその制服の色から「グレー・レンズマン」と呼ばれる。

レンズを製造できるのは第3水準以上の知性のみで、作中ではアリシア人とエッドア人、そして“レンズの子供たち”だけである。

物語終盤では、エッドア人によって製造されたボスコニアのレンズが登場し、その着用者はブラック・レンズマンと呼ばれた。ただし、ボスコニアでは個人の自発的な意思や士気を重視しないため、訓練は主に潜在意識下において行なわれ、他者を傷つけ苦しめる「実技」が重視された。またその着用者も自ら修練して己を高めるような性格ではなく、銀河文明に対し致命的な脅威とはならなかった。

通常、レンズは1人のレンズマンに対して1個だけ供与されるが、キムボール・キニスンは潜入捜査の過程で一度レンズを失い、再度供与を受けている。

レンズの着用者は基本的に男性のみで、“レッド・レンズマン”クラリッサと彼女の娘たちは例外的な存在とされている。ただし、デイヴィッド・カイルによる外伝には彼女たち以外の女性レンズマンが登場する。

スミスによる正伝

日本語タイトルは創元SF文庫東京創元社)版による。

  • 『銀河パトロール隊』 Galactic Patrol (1937年、キムがレンズマンになるところから始まる話) ISBN 978-4488603168
  • 『グレー・レンズマン』 Gray Lensman (1939年、『銀河パトロール隊』の続編) ISBN 978-4488603175
  • 『第二段階レンズマン』 Second Stage Lensman (1941年、『銀河パトロール隊』の続々編) ISBN 978-4488603182
  • 『レンズの子供たち(レンズの子ら)』 Children of the Lens (1947年、キムの子供たちの世代の話) ISBN 978-4488603199
  • 『ファースト・レンズマン』 First Lensman (1950年、最初のレンズマン誕生の話。銀河パトロール隊の結成以前に遡る) ISBN 978-4488603205
  • 『三惑星連合』 Triplanetary (1934年、『ファースト・レンズマン』の前日譚) ISBN 978-4488603212
  • 『渦動破壊者』 The Vortex Blaster (1960年、シリーズ外伝。『第二段階レンズマン』と『レンズの子供たち』の間の話。主人公はレンズマンではないが、銀河調整官になったキムやレーシーが脇役として登場する) ISBN 978-4488603229

連載「ゲーマーのための読書案内」第32回:『レンズマン』

連載「ゲーマーのための読書案内」第32回:『レンズマン』

連載「ゲーマーのための読書案内」第32回:『レンズマン』

 とかくSFはサブジャンルが多い。「サイバーパンク」や「ハードSF」といった分類用語は,読者もよく目にすることと思う。そうしたSFのサブジャンルのなかで,古くからあり,なおかつ一般的にイメージされるSFの類型に近い「宇宙を舞台にした」物語の一ジャンルが「スペースオペラ」だ。
 スペースオペラの発祥は古く,1911年発表のE.R.バロウズ作「火星シリーズ」あたりが元祖とされている。当時はSFといっても科学理論的趣向は二の次で,とにかく「宇宙を舞台に」「ヒーローが活躍する」小説であった。スペースオペラという呼称も元来,三流西部劇を意味する「ホースオペラ」(この言葉自体,おそらくソープオペラのもじりだが)のもじりであり,馬でなく宇宙船を駆り,拳銃の代わりに光線銃を持ったヒーローが活躍する冒険活劇という位置付けであった。
 例によって前置きが長くなったが,このスペースオペラのターニングポイントであり,マスターピースともいえるシリーズが二つ,1930年代後半から1940年頃までに発表されている。一つはE.ハミルトン作の「キャプテン・フューチャー」であり,もう一つが今回のお題であるE.E.スミス作の『レンズマン』シリーズである。「キャプテン・フューチャー」は1978年,『レンズマン』は1984年に日本でアニメ化されているので,名前を知っている人も多いだろう。
 このうちとくに『レンズマン』は,それまでの「宇宙冒険活劇」の枠を超え,しっかりした科学考証(もちろん発表当時のテクノロジーレベルを基準としたものだが,先に述べたとおり,そもそも当時のスペースオペラでは科学考証がなきに等しいものも多かった)や一人のヒーローに留まらない「組織」の活躍,さらには壮大なスケールの宇宙艦隊戦など,以降のSFに大きな影響を与えた作品である。

 例えば「スター・ウォーズ」とのバックボーンの類似はよくいわれる話である。レンズマンに当たるエリート戦士としてのジェダイ,彼らの使う「精神エネルギー」と「フォース」,さらには主人公を導く師となる存在(アリシアのメンターとヨーダ)などなど,非常に似通った構図を持っている。「もともとジョージ・ルーカスはレンズマンの映画化を考えていたが,許可が下りなかったので,アレンジしてスター・ウォーズにした」という俗説まであるくらいだ。

 大規模な宇宙艦隊同士の戦闘なども,それまでのスペースオペラでは珍しかった要素で,シリーズが進むにつれて,その規模は大きくなっている。これは,主人公のキムボール・キニスン(キム)がそれまでの一匹狼的なヒーローではなく,銀河パトロール隊という組織の一員であり(とはいえ,物語が進むと組織内のヒーロー的な存在になるのだが),敵となるボスコーンも大規模な宇宙海賊組織であるため,必然的に描かれたものといえよう。
 銀河大戦というべき規模になるシリーズ後半では,現代海軍の戦闘でCICに当たる装備を使って戦域全体を管制し,指揮を執る銀河パトロール艦隊旗艦「ディレクトリクス号」,超兵器ともいうべき「負の球体」(ネガスフィア)や「誘導惑星」など,さまざまなSF的アイデアが盛り込まれ,非常に密度の高いストーリーが楽しめる。これが執筆された1940年代には,当然ながらCICのようなものはなかったので,文学が現実的要請の先を描いた好例ともいえる。

 もともとは「宇宙西部劇」であったスペースオペラが「宇宙を舞台にしたドラマ」として発展する端緒になったという意味で,『レンズマン』はターニングポイントなのである。後に続いて,海洋冒険小説の手法や「演義もの」のテイストを取り入れた作品など,さまざまなパターンの「スペースオペラ」が登場するわけだが,その発達の原点になったのだ。

 レンズマンと,その敵であるボスコーンには,それぞれ高度な精神文明を持った種族が力を貸しており,彼らの戦いは,その2種族アリシア人とエッドア人の代理戦争として展開している。これはファンタジー作品でも見られる構図であるから,その後の世相の反映と見るのは,少々うがちすぎかもしれないが,少なくともファンタジー作品よりSF作品で扱われたほうが,生々しい気はする。

 このように,スペースオペラの完成度を高め,それまでのB級エンターテインメントから,ある程度高度な鑑賞に堪えるものとして確立,広く後進が登場するための道筋を付けたのが『レンズマン』だといってよい。先に述べたように,スター・ウォーズやそのほかのSF作品への影響は大きいし,各種宇宙艦隊ものストラテジーゲームから見ても,原点といえる作品である。

 正史といえる『銀河パトロール隊』『グレーレンズマン』『第二段階レンズマン』『レンズの子供たち』の4冊に加え,レンズマンの誕生を描く『ファーストレンズマン』,銀河パトロール隊の発足に至る経緯を扱った『三惑星連合軍』,そしてサイドストーリーである『渦動破壊者』の7冊が,日本では長く親しまれてきたものの,残念なことに近年は絶版状態であった。
 その絶版の小西 宏氏訳に代わって,2002年から小隅 黎氏による新訳版が発行されている。ストーリーの構成などは典型的な勧善懲悪型であり,いささか時代を感じさせる部分もあるが,登場するアイデアやガジェットなどは,まさに現在のSFに通じるものばかり。すべてのSF作品を楽しむに当たり,まず押さえておくべき古典の一つであることは明らかで,現在となっては,SFガジェットの多くが1940年代にかなり出揃っていたことに驚ける1冊でもある。

【ネタバレ】「くじ」 シャーリイ・ジャクスン: ネタ・ヴァレー

【ネタバレ】「くじ」 シャーリイ・ジャクスン: ネタ・ヴァレー

【ネタバレ】「くじ」 シャーリイ・ジャクスン

THE LOTTERY OR, THE ADVENTURES OF JAMES HARRIS (1949)
SHIRLEY JACKSON


くじ (ハヤカワ・ミステリ文庫) - シャーリイ・ジャクスン, 深町 眞理子
くじ (ハヤカワ・ミステリ文庫) - シャーリイ・ジャクスン, 深町 眞理子


お化け屋敷ホラーに革命をもたらしたジャクスンの傑作短編集

読書の秋、短編集3冊一気読み2冊目!
名作「山荘綺談(丘の屋敷)」の著者シャーリイ・ジャクスン「くじ」をお送りします。
「山荘綺談」は人間の深層心理とオカルト現象を結びつけ、スティーブン・キング「シャイニング」にも影響を与えた・・・その作者の短編集ということもあって、期待のハードルも上がってしまいましたが、ちょっと「あれ?」な肩すかし一本背負い決められた感じ。(別につまらないわけではないが)
本書に収録されているのは短編とショートショートの中間くらいの、非常に短い作品22本。
すぐに読めるのは助かるんだけど、はっきりしたオチのないものが多くて、「え、これで終わり?」と戸惑う。
人間の悪意や暴力を示唆するダーク・ストーリーがほとんど、後味はかなり悪い。(そこが作者のねらい目)
女性作者なので主婦や母親目線の女性的な陰険さというか、そんな感じ。
ジャンルとしては「ホラー」といっていいのかどうか、もっと日常系で、「世にも不思議な物語」よりもっと、さりげない印象。

ではまず、表題作からいってみましょうか。「くじ」
ある村では、毎年住人全員参加のくじ引きが行われれる。
くじに当たるのは1名、いったい景品は何?
実は当選者は村の広場に引きずり出され、皆から石を投げられ、殺されてしまう!
理由は「昔から続く習慣だから」
これでおしまい・・・ これだけ・・・

これで記事を終えるのも寂しいので、いくつか気に入った作品をご紹介。
「チャールズ」
私の息子ローリーが幼稚園に通うようになった。
帰ってくると幼稚園で起こったことを話してくれるのだが、「チャールズ」の話がいちばん面白い。
とんでもない悪餓鬼チャールズは毎日どうしようもないイタズラをするそうで、私も夫も、息子から「今日のチャールズ」を聞くのがすっかり楽しみになってしまった。
が・・・ある日を境にチャールズは、先生を手伝ってクレヨンを配ったり、いい子になってしまったという。
夫「いったいチャールズに何があったんだろうね?」
私「今度PTAの会合があるし、チャールズのお母さんに会えると思うと楽しみだわ!」

んでPTA会合の日。
私「先生、初めまして!私ローリーの母です」
先生「ああ、ローリーの・・・ 最初は幼稚園になじめなかったみたいだけど、最近はクレヨン配ってくれたり、よく手伝ってくれますね」
私「それでチャールズのお母さんはどなたですか?」
先生「うちにチャールズって園児はいませんけど・・・」

「おふくろの味」
さえない男デヴィッドは、料理と掃除が得意。
同じアパートに住むマーシャにベタぼれで、ある晩おしい料理を作ってマーシャをディナーに誘う。
なんとマーシャは男を連れてやってきて、部屋もディナーも乗っ取ってしまう。
追い出されたデヴィッドはロクに掃除もしてないマーシャの部屋でシクシク、仕方ないので掃除を始めるのだった。

「背教者」
郊外の街に引っ越してきたばかりのヒロインとその一家。
愛犬が隣りの家のニワトリを噛み殺してしまい、殺処分せざるをえなくなるが・・・

「大きな靴の男たち」
郊外の街に引っ越してきたばかりのヒロインとその一家。
近所のアンダースン夫人が引っ越しの手伝いをしてくれる。
そしてそのまま、強引に家政婦として就職してしまうのだった。

「アイルランドに来て踊れ」
高級アパートの前で倒れていた、靴紐売りの老人。
アパートにお住いのご婦人方は老人を助けて食事などを与えるが、彼女らの胸のムカつくような偽善者っぷりを老人は見抜いていた。

「歯」
ニューヨーク郊外から、わざわざ夜行バスに乗ってニュークの歯医者まで治療を受けに行くヒロイン。
痛みで頭がボーッとしている行きのバス車内、ジミーと名乗る謎の紳士と知り合うが・・・
そして治療後は麻酔で頭がボーッとしたまま、再びジミーと出会う・・・

本書全体を通じて、ジミーと称する謎の人物の影がチラつきます。
彼の正体が悪魔だったりすると、全体として立派なホラーということになりますが・・・
再読してみないとわからんな。


シャーリイ・ジャクスンの作品(小説)ネタバレ
「山荘綺談(丘の屋敷)」
https://netavalley.seesaa.net/article/201509article_4.html


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2026年6月8日月曜日

シャーヤッコホームズ

原田 実さんによるXでのポスト 雪女

スピルバーグ

 


https://x.com/spielberg50/status/2063712141174268155?s=61


https://x.com/For_Film_Fans/status/2063211073990209601/video/1?s=61


フェイブルマンズはスピルバーグの中でもベスト3に入る作品である。しかしセシルビーデミルが撮ったカットが一番いい。スクリーンの中に観客を招き入れるいう思想が明確だからだ。スピルバーグのカッティングは映画の自己目的化の究極だ。


*The Fabelmans* is one of Spielberg’s top three films. However, the shots directed by Cecil B. DeMille are the best. This is because they clearly embody the idea of inviting the audience into the screen. Spielberg’s editing represents the ultimate form of cinema as an end in itself.

レンズマン - Wikipedia

レンズマン - Wikipedia レンズマン (Lensman)は、 アメリカ の SF作家 E・E・スミス が作り上げた ヒーロー である。 “ドク”E(エドワード)・E(エルマー)・スミスは、 1937年 から10年以上に渡り『銀河パト...