The twa corbies 二羽のカラス (スコットランド伝承詩)
去る10月6日はイギリスでは natinal poetry day(国民の詩に親しむ日)と呼ばれ各地で詩に関するイベントや催しが行われました。
詳しくはわかりませんが、イギリス全土で詩を読み、作り、学び、詩に親しむ日のようです。
スコットランドの国家認定詩人である、キャサリーン・ジェイミーさんはこの日を祝って鳥に関する3篇の詩を朗読しました。
ここではその3編のうち、スコットランドの伝承詩と云われる、The twa corbies(二羽のカラス)の詩を紹介したいと思います。
The twa corbies 二羽のカラス
As I was walking all alone,
I heard twa corbies making a mane;
The tane unto the t'other say,
'Where sall we gang and dine today?'
私が一人で歩いていたとき
二羽のカラスが唸り何かを話しているのを聴いた
一羽のカラスがもう一羽のカラスに言った
今日はどこに行って餌をあさるかね
"In behint yon auld fail dyke,
I wot there lies a new-slain knight;
And naebody kens that he lies there,
But his hawk, his hound,and lady fair.
あの向こうの古い土手の下のところに
殺されたばかりの騎士の死体があるぞ
誰も知らないはずだ騎士がそこに斃れていることは
彼の鷹と、猟犬とそして美しい夫人以外はな
His hound is to the hunting gane,
His hawk, to fetch the wild-fowl hame,
His lady's ta'en another mate,
So we may make our dinner sweet.
猟犬は狩りに出掛け
鷹は水鳥の棲家へ飛んで行った
奴の夫人は別の男を見つけたようだ
だから俺たちの晩餐は楽しいぞ
Ye'll sit on his white hause-bane,
And I'll pike out his bonny blue e'en;
Wi' ae lock o'his gowden hair
We'll theek our nest when it grows bare.
お前は奴の白い首の骨のところに止まれ
そしたら俺はその美しい青い目をつつこう
その金の髪の房も一緒に頂くとしよう
巣が剥き出しになったら、それで直そうじゃないか
Many a one for him makes mane,
But nane sall ken whare he is gane:
O'er his white banes, when they are bare,
The wind sall blaw for evermair,"
大勢の仲間は奴の事を心配しているだろうが
誰も奴が何処に行ったかは知らないよ
奴の白い骨の上には、肉が剥がれりゃ
風が吹きさらすさ、永遠にな
(日本語はあくまで私訳です。スコットランド語が混ざっているので、現代英語訳を 参照しました)
*この詩はまた伝統的な歌としても歌われています。
*この詩はイングランドの三羽のカラスの詩のパロディーとして作られたようです。この辺の詳しい経緯について興味ある方は下記サイトを参照してください。