「名探偵ポワロ」(死との約束)
先日、NHK-BSで再放送された「名探偵ポワロ」(死との約束)です。
第十一シリーズ四編の第四作目です。
第十一シリーズは原作が全部長編になっています。
うーん、ドラマ版が原作を改変し過ぎていて、何と言ったらいいのか(笑)。
ドラマ版単独で観れば、そんなに悪くはないけど原作クラッシャーぶりが半端ないです。
極端に言えば、家族を強権で支配するボイントン夫人が殺される、だけが共通してます。
原作が映像向きではないのは確かですが、アガサ・クリスティーがドラマ版を観たら激怒だろ。
・原作にはいない、考古学好きのボイントン卿が登場。ストーリーがかなり変わった。
・とにかく、原作のキャラと違い過ぎる登場人物。人身売買の尼僧まで出てくるとは。
・とにかく、原作と違い過ぎる人間関係。あの人とあの人の子供がジニーとか。
・原作ではボイントン夫人の精神的な虐待でしたが、ドラマ版では物理的な虐待も描かれた。
・原作では単独犯ですが、ドラマ版には共犯者がいる。殺し方も違う。一人余分に殺された。
「(本作は)アガサのポワロ物の中でも屈指の人気作で、しかも私が大いに喜んだことに、撮影は
海外で行われることになっていた。海外ロケはいつも楽しみだった」
原作の舞台はヨルダンのペトラ遺跡ですが、ロケ地はモロッコでした。
デビッド・スーシェの奥さんシーラも一緒だったし、実に愉快に過ごしたそうです。
ラストシーンでは、少女ジニーとの会話後、ポワロがフッと姿を消すような演出。
「あのとき、これがポワロの最後のシーンになるかもしれないと思った人間は、キャストの中
にも、スタッフの中にもたくさんいた。白状すると、私もそう思った」
制作会社の意向が、分からなくて困惑するデビッド・スーシェというパターンが恒例化している。
原作のエピローグ、ボイントン一家の5年後の姿がハッピーで良かったです。
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