宮崎駿が『七人の侍』(1954年)と『もののけ姫』(1997年)における対照的な日本史観について語る:
「黒澤明監督の『七人の侍』が大好きです。それを愛しているにもかかわらず、その映画で描かれる日本は本当の日本ではないのです。私の日本史の認識は異なります。だからこそ、歴史的な日本を舞台にした自分なりの時代劇を作る必要性を感じ、それが私が懸命に取り組んだ理由です。『七人の侍』に登場する侍たちは、ロシアの知識人や、日本が太平洋戦争に敗れた後に困窮した多くの労働者たちをモデルにしています。歴史的な日本には、そうした侍も農民もいませんでした。実際、多くの場合、農民こそが侍でした。彼らは皆、武器を携えていました。戦争に敗れた日本人にとって、『七人の侍』は強烈な現実味を帯びていました。しかし今、20世紀が終わりを迎えようとしているこの時に、歴史的な日本を舞台にした映画で同じモデルを使うのは誤りだと考えました。黒澤明監督の映画はあまりにも力強く、誰もがその呪縛に陥り、日本史に忠実だという強い印象を与えてしまいました。その呪縛を解くのに、私には長い時間がかかりました。」
— ベルリン国際映画祭での国際ジャーナリストたちによる宮崎駿監督への『もののけ姫』に関する44の質問より、宮崎駿『転換期:1997-2008』(英語版、2014年;ベス・キャリーとフレデリック・L・ショットによる翻訳)
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