2026年1月1日木曜日

八郷の日々: 箱根の入玉子

八郷の日々: 箱根の入玉子

箱根の入玉子


箱根細工の入玉子、組子のたまごで、長径は33ミリです。比較のために置いているのは、実際のたまごの殻に模様を描いたもの、実物大のたまごです。


3つくらいはたまご形をしていますが、4つめから球に近くなり、5つ目はほぼ球、そのあとは平べったくなります。


12玉子だったのですが、6番目のたまごを開けたとき、中のたまごが全部はじけて飛び散ってしまい、明かりをつけて床の上をくまなく探したのですが、12番目のたまごは見つかりませんでした。


バラバラに飛び散ったとき、11番目は開いた姿で見つかりましたが、なにせ小さくて薄い。息を吹きかけただけで飛びそうなので、すぐ閉めることにしました。
なかなか閉まらなくて、押し潰したらどうしようとはらはらしながらやっと閉めたと思ったら、今度は開かなくなりました。撮影のために力ずくで開けるには、指先も目もおぼつかないので、そのままにしてあります。
11番目のたまごは直径は3ミリ、厚さ(高さ)は1ミリといったところ、小さな耳かきの先ほどの大きさです。


入玉子に比べると人の指は太い、太すぎます。そして、木には固い部分と柔らかい部分があります。こんな小さいものをきっちり閉まるよう、そして入れ子になるように挽いたなんて、昔の箱根の木地師さんたちの技術の高さに驚きます。
未熟だと挽けないし、ベテランになったら目が悪くなって挽けないだろうし、挽ける時間は短かったかもしれません。

信濃勇二氏蔵

36玉子の一番大きいたまごはいったいどのくらいの大きさだったのでしょうか?
どこかで18センチと見た記憶があったのですが、写真が掲載されている『マトリョーシカのルーツを探して』には大きさは書かれていませんでした。
20個目のたまごまでたまご形をしているので、大きいとはいえ、すごい技術を持っていた人がつくったものなのでしょう。

『マトリョーシカアルバム追加分』より

道上克さん所蔵の入玉子は、一番大きいものが65ミリと書かれています。
実際のたまごよりちょっと大きい、このくらいの大きさのものが、入玉子としては一番一般的だったようです。


うちで一番小さい、タマラさん作のマトリョーシカは10個組、このまま踊り場に飾っておいたら地震で落ちてどこまでいったやら、一番小さい娘が失われてしまっています。


せっかくそろっているものを失ってしまうのは残念なこと、飾っておくのは危ない!
というわけで、マトリョーシカも6番目以下はしまって、飾っています。 

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