https://datazoo.jp/tv/NHKニュース+おはよう日本/1736031
書店の数が減り続けている。この10年でおよそ4700店が閉店し、書店が一つもない市区町村は全国のおよそ4分の1に上っている。こうした中でさまざまな工夫が生まれている。千葉県の商店街にある書店を紹介。店内にカフェスペースがあり、コーヒーなどを飲みながら本の試し読みができる。以前ここには老舗の書店があったが、店主が高齢になり後継ぎもいなかったため、2年前に閉店した。そのことを知り、店があった場所を借りたいと手を挙げたのが馬渡あかねさん。閉店から4か月後、カフェを併設した形の書店を開いた。以前、飲食関係の仕事に就いていた経験を生かして、カフェの売り上げを伸ばしてきた。さらに絵本の読み聞かせなどを定期的に開催することで子育て世帯の姿も増え、店の黒字化も見えてきた。以前この場所で書店を開いていたかつての店主も、今のにぎわいを喜んでいる。
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一方、若い世代に経営改善のアイデアを出してもらい、書店側に提案する取り組みも始まっている。先月、学生が訪れたのは、横浜にある書店。実際の現場でどのような課題があるのかを聞き取る。この取り組みは、書店の減少を放置するのは地域にとって望ましくないと考える、広告代理店のOBたちが立ち上げた。この日の聞き取りを踏まえ、学生たちが未来の書店のアイデアを練る。大学4年生・宮島凛さんは「お客様の年齢層とか(本の)配置だったり、現実感が湧いたのでプロジェクトに落とし込みたい」と述べた。先日、最終報告会があった。学生から出たアイデアで高い評価を受けたのが、書店を「地元の若者が成功するための場に」。ビジネスなどで成功した人が、みずから影響を受けた本を書店で購入し地元の若者に無料で配り講演会もするというもの。若い人にとっては刺激になり、そうした場として書店を活用しようというアイデア。生き残りをかけた書店の取り組みに今後も注目。
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