国宝の監督は日本舞踊と歌舞伎の違いがわかってない。歌舞伎は総合芸術なのだ。総合芸術をシャーマニズムにしてしまった。魅力的な舞台のロングショットが無いのも致命的。
以下、エイゼンシュテイン『映画の弁証法』より
《歌舞伎を実際に経験して、まっさきにわれわれに思い浮かぶ連想は、サッカーである。これは、スポーツのなかでも最も集団的なものであり、最も全体的効果をねらうものである。声、拍子木、身振動作、謡い手の張りあげる大声、折りたたみのきく幕とういったものはすべて、それぞれ、バック、ハーフ・バック、ゴール・キーパー、フォアワードであり、劇というボールを相互にパスし、観衆というゴールを目ざしてドライヴし、観衆を茫然とさせるのである。》
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