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濱口竜介がジョン・カサヴェテスの『ハスバンズ』(1970年)を見ることについて:
「20歳のときにジョン・カサヴェテスの『ハスバンズ』を見ました。この映画は、親しい友人を亡くしたばかりの40代の3人の男たちを追っています。彼らはその記憶を称えるために、3日間ただ遊び呆けることに決めます:パーティーをして、酒を飲んで、女の人とつながって。私はまだ20歳で、人生について何も知らないほど若すぎましたが、何故かスクリーン上の人々を見ていると、彼らの人生が自分自身の人生よりもずっとリアルで鮮やかに感じられました。まるでこの映画自体が、人生とは何かということを極めて凝縮したビジョンのようでした。『ハスバンズ』は、私が監督になりたいと思い、自分の作品を作りたいと思わせてくれた映画の一つです。もちろん、カサヴェテスのような映画を作るのは極めて難しく、時には全部投げ出したくなることもあります。でも、その理想を目指さなければ、私が映画を作ることに本当の意味などないのだとわかっています。そこに到達できるかどうかは別として、それでもなお、努力し続けなければならないのです。」
— 「On the Road: Ryusuke Hamaguchi on "Drive My Car"」レオナルド・ゴイ、Mubi Notebook、2021
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