赤穂浪士 (映画)
東映創立10周年記念映画として、東映俳優陣オールスター・キャストで製作された。配給収入は4億3500万円で、1961年度の邦画配収ランキング第2位となった。東映は1956年製作の『赤穂浪士 天の巻 地の巻』、1959年製作の『忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻』に続くオールスター・キャストの忠臣蔵映画であり、わずか5年間で3本目の製作であった。以後に東映が製作する忠臣蔵は1978年の『赤穂城断絶』である。
また東映としては大佛次郎原作『赤穂浪士』の二度目の映画化作品であり、NHK大河ドラマ『赤穂浪士』が放送されるのはこの映画の3 年後であった。
片岡千恵蔵は1959年製作の『忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻』に続いて大石内蔵助を演じ、吉良上野介は1956年制作の『赤穂浪士 天の巻 地の巻』以来二度目となる月形龍之介、堀田隼人も同じ大友柳太朗、浅野内匠頭は大川橋蔵、『忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻』で浅野内匠頭を演じた中村錦之助は脇坂淡路守[2]、前回の『赤穂浪士 天の巻 地の巻』で浅野内匠頭を演じた東千代之介は堀部安兵衛、同じく前回の『赤穂浪士 天の巻 地の巻』で大石内蔵助を演じた市川右太衛門は千坂兵部を演じて、この当時の東映のスター陣の層の厚さが感じられる。
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