名探偵コナン ~100万ドルの五稜星~ 前編
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紅葉『土方はんと月… それが事件と何か関係が?』
平次「あるかもしれんし、ないかもしれんのや…」
紅葉『っ… それ、土方はんの豊玉発句集とちゃいますか?』
平次「ほーぎょくほっく? 何やそれ」
紅葉『土方はんは多摩にいた頃、俳句をよう詠んではって、
それを集めた冊子の題名が、"豊玉発句集"』
中森「新選組 鬼の副長が俳句ねぇ…」
平次「ほんで? そのほーぎょくほっくがどないやねん」
紅葉『"豊玉発句集"には、四十一句が収められてます、
その内、月が出てくる句は六句…
五番目の、"白牡丹 月夜月夜に 染めてほし"
十九番目の、"三日月の 水の底照る 春の雨"
二十番目、二十二番目、三十五番目、三十六番目の六句…』
平次「これや! でかしたで紅葉!」
ブチッ!
あ… 切りやがった…
A「電話、大丈夫なの?」
平次「今はお宝の謎や!」
A「えぇ…」
川添刑事が例のいろは表を出して
平次「言わばクロス表やな、表自体はシンプルなもんや、
肝心なんは、それを読み解く為の鍵…」
コナン「それが"豊玉発句集"の六句だね…
最初は五番目の句、零から九までが揃ってるのは上の列、
つまり番号の一の位が上、十の位が左の数字たとわかる…
そうなると、五番目に対する文字は… "ほ"だ!
次は十九番の一と九で… "く"だ! この調子で解いていくと…」
A「"ほ""く""と""う""お""に"… "北東 鬼"?」
平次「北東は方角やろうけど… "鬼"ってなんや?」
コナン「っ! もしかして… 前にテレビで見た事ある、
五稜郭を作った時に、北東が鬼門に当たるから、
そこに神社を建てたって」
平次「なるほど、"北東"に"鬼"…
目釘穴の星形は五稜郭か!」
コナン「間違いないよ、よく見たら、
この6本の刀の鍔を合わせると、
五稜郭の形になってるみたいだしね」
A「じゃぁ、その神社にお宝が?」
川添「あ、でも今は残ってないそうです」
え…?
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