2025年4月6日日曜日

Amazon.co.jp: Boris Godunov (2pc) (Sub Dol) [DVD] : Robert Lloyd, Valery Gergiev: DVD


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  • 2020年10月8日に日本でレビュー済み
    2011年 8月 ディアゴスティーニから発売された名作オペラシリーズ「DVDオペラ・コレクション」第52号(ISBN:201020911)では日本語字幕の入ったこの「ボリス・ゴドゥノフ」(指揮:ワレリー・ゲルギエフ)を鑑賞できます。

    この「ボリス・ゴドゥノフ」の演出は、アンドレイ・タルコフスキーの映画(特に「アンドレイ・ルブリョフ」)に魅せられていた指揮者クラウディオ・アバドがタルコフスキーに依頼して実現したものです。
    また、どの版を演奏するかまでをタルコフスキーが口出ししたとは思えません。音楽の主導権は(絶対)クラウディオ・アバドにある(に決まってる)と考えるのが正しいでしょう。それは、超一流のタルコフスキーだけに、そんなことにまで口出しをしたならば創造的な共同作業を脅かす事になるのを知っていない筈がありません(から!)。

    アバドは、ムソルグスキーの音楽を常に大切にしてきた人で、ムソルグスキーの音楽の本当の姿(原典)を聴かせようとした指揮者でしたーーもしかしたらこの点こそが、アバド最大の遺産とも思えるくらいのクラウディオ・アバドという指揮者だったのです(から!)。
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    レポート
  • ピーター クイント
    2020年9月9日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    現在唯一の1872年改訂版による映像。演出は「惑星ソラリス」、「鏡」等の映画で知られる旧ソ連の映画監督アンドレ・タルコフスキー。本作は亡命中の1980年代初頭ロンドンでロイヤルオペラの為に作製したもの。それの里帰り上演である(撮影・配信は英BBC)、ボリス役はイギリスのバス歌手ロイドが歌っている。本オペラはボリスを歌える歌手が殆んどおらずロシヤ・東欧圏以外で上演される機会は少ない。また現在でも1902年リムスキー=コルサコフ改訂版による上演が主流である。ではタルコフスキーは何故1872年改訂版を使用したのか?それは彼の経歴と両版の違いから想像出来る。タルコフスキーは「人間の救済」をテーマにした作品が多く、そのややもすれば宗教的な作風は常にソ連当局の検閲の対象となり、最終的に亡命を選び帰国要請をうけてもそれを死ぬまで拒否した。そんな彼が1872年改訂版をあえて使用したのは、この版に見られるカトリック(西側)によるロシヤ攻撃の強調=冷戦と、最終幕で強調される戦いに翻弄されるロシヤ=旧ソ連の民衆の悲劇である。つまり本盤はタルコフスキーによるソ連批判が込められていると考えて良いと思う。そんなものを英国主導でキーロフオペラで上演したのは、ソ連崩壊直前の国民の旧体制批判が底辺にあったからではないか?なお3種の主要な版の中では本版が一番長く、ストーリーも分かりやすく、当時のロシヤの歴史を理解する史劇としては一番良いと思う。

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