2025年4月25日金曜日

古代ローマの“ファルネーゼのアトラス” 万博会場に到着|NHK 関西のニュース

古代ローマの"ファルネーゼのアトラス" 万博会場に到着|NHK 関西のニュース

古代ローマの"ファルネーゼのアトラス" 万博会場に到着

世界的な文化遺産として知られる古代ローマ時代の大理石の彫刻、「ファルネーゼのアトラス」が大阪・関西万博のイタリアパビリオンに到着し設置作業が行われました。
日本で公開されるのは初めてとなります。

設置されたのは、イタリアのナポリ国立考古学博物館が所蔵する大理石の彫刻「ファルネーゼのアトラス」です。

古代ローマ時代、西暦150年ごろの作品とされ、▼高さおよそ2メートル▼重さおよそ2トン。

ギリシャ神話の神「アトラス」が天球儀を肩に担ぐ様子を表しています。

イタリアから万博会場に3日到着し 作業員がフォークリフトでこん包された箱を展示室に慎重に移動させてふたを取り外しました。

彫刻が姿を現すと見守ったパビリオン関係者から歓声や拍手が起きました。

この彫刻が日本で公開されるのは初めてだということです。

イタリア政府代表のマリオ・ヴァッターニさんは「熱心に何かを手で作ったり、創造したりするのは、イタリアのトレードマークです。未来の社会を考えたとき、人間の力は大事であり、つまり本物が大事ということだ」と話しました。

【イタリアの彫像1万キロ輸送】
「ファルネーゼのアトラス」は、イタリア・ナポリの博物館からおよそ10日かけて、飛行機とトラックで運ばれてきました。

移動距離はおよそ1万キロ。

貴重な文化遺産とあって作品がダメージを受けないよう、輸送業者と博物館の専門家たちが搬送用の箱の中でどう作品を固定するか こん包方法などを話し合ったということです。

輸送を手がけた美術品輸送会社の責任者アントニオ・アッダーリさんは「この彫刻は重心が上部にあり、構造的にも少しもろい部分がある。損傷させないで無事に運ぶことが最も重要なことだった」と話していました。

4日、箱から出された彫刻には移動による傷などは見当たらなかったということです。

彫刻に付き添って来日した博物館のヴァレンティーナ・フィオリートさんは「無事に届くか、ずっと緊張していた。彫像が日本に到着して、すごく安心した」と話していました。

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