女弁護士 高林鮎子17 支笏湖10時30分の女(1995年)
弁護士・高林鮎子(眞野あずさ)が、弁護士助手の竹森慎平(橋爪功)とともに、事件に隠された難解なトリックを解明し、真相を明らかにしていくシリーズ。大型の鋏を使った殺人事件が4時間程の間隔で北海道の支笏湖畔と滋賀県の大津で発生。鮎子は、凶器である2本の鋏の持ち主で推理作家の西川靖江が怪しいとにらみ調査を始めた。靖江は事件当日、空路、新潟から札幌に向かったとアリバイを主張し、これはツアーコンダクターの長塚が証明していた。だが、助手・慎平(橋爪功)と調査を進めた鮎子は、この長塚と靖江が示し合わせ、交換殺人をしたと推理する。
①テーマパーク警備員 杉本浅夫(元刑事)
②牧岡光子
作家の杜けあきは①杉本も②光子も知らないと話すが、けあきはかつて定山渓温泉のスナックで働いていて、①杉本は定山渓の交番に勤めていた元刑事。
従業員仲間によると杉本はテレビに映る杜けあきを見て、会いに行くことにしたらしい。
「どうしても話したいことがある」と。
旅行会社社長 丹波義隆はけあきが働いていたスナックの経営者だった。
琵琶湖で殺された②光子は7年前、定山渓温泉に来て、愛人の久保元治を探し回っていた。
久保は拳銃強盗犯で奪われたのは1000万円。
その彼が7月中旬、崖崩れの中から白骨死体になって発見された。
一緒に発見された拳銃が登別で使用されたものと同じで誰かに殺されて埋められていた。
発見された鞄は空で1000万円は久保を殺した犯人が持ち去ったと考えられる。
7年前、丹波義隆は同じ1000万円で旅行会社を設立していた。
けあきと丹波息子、①杉本と②光子が繋がった…。
杜けあきと丹波義隆の交換殺人。
今回の事件の始まりは7年前。
定山渓に逃げてきた久保はいきなり、けあきを乱暴しようとした。
抵抗すると久保が死んでしまった。
けあきは交番に言って事情を話したが現場に戻ると死体はなかった。
駐在さんは「死体も無いから本部にも連絡できない。このことは私の胸に収めておく。」と。
直ぐに定山渓をさったけあきだったが、片時も忘れたことは無かった。
7年後の7月中旬。
崖崩れで自分が殺した男が白骨死体で出てきた。
そんな時、駐在だった①杉本が連絡してきた。
その電話を7年前の事件の脅迫と受け取ったけあきは、丹波息子に連絡。
彼は自分を脅してくる②光子との交換殺人を提案し、けあきは乗ることに。
7年前、久保を殺したのはけあきじゃなかった。
彼女が交番に駆け込んでいる間に丹波息子が殺して遺体を埋め、1000万円を奪ったのだった。
遺体が発見された後、①杉本は警察で死因を聞いて、彼女が殺したんじゃないと分かり、どうしてもそれを彼女に伝えたかっただけだった…。
真野あずさ、橋爪 功、丹波 哲郎、杜 けあき、丹波 義隆、杉浦きよみ、立花 理佐、山田 光一、菅野 玲子、川島 一平、松尾 晶代、工藤 俊作、木村 元
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