(1069)マイルス=デイヴィスの代表曲、SO WHATを徹底分析する。
とにかく、これらのことは、各々で調べてほしい。私も、さらに研究は持続させて行きたいと思う。引退生活の一つの課題として。
さて、もう一度振り返りさらに論を進めていくと「So what」という曲は、モダンジャズにおける音楽作品の中で最も優れ、かつ重要なものであると、私は、宣言したいと思います。
そして、途方もなく価値ある秘密は、「So what」というタイトルのこの曲に隠されている。もちろん、これは私の個人的な見解である。確かに、私たちは情報とそれについての知識がなくても、その良さを認識することができる。しかし、この機会に、私はモダンジャズを学ぶことはとても良いことだと思います。
もしそうなら、この曲は難しいものから、より親密なものになるだろう。日本のある、インテリジェントなミュージシャンは、マイルス デイビス が、「So what」に「Dドリアンスケール」と呼ばれているモードを導入していると主張している。 「モード」または「Dドリアンスケール」とは?
一度聴いたら、100年忘れることのできない、ポール=チェンバースのベースライン、これが、Dドリアンの音階なのか。今まで経験したことのないミステリアスだが、どこか人の心をひきつける。これが、この曲の大きな柱になっているに違いない。
そして、トランペットやサックスによる執拗で不思議なハーモニー、個々のソロは、言うまでもなくファンタスティックそのものだ。コルトレーンの音は、すでに完成されているし、エヴァンスの知的な抒情性には、形容する言葉もない。ユーチューブでのモダンジャズのViewerは、20万人いれば、なかなかのもの、So whatは、400万人、同、Blue in greenに至っては、600万人だ。
半世紀以上にも渡って、マイルス=デイヴィスの音楽は、今も、燦然と輝き続けている。そういった意味では、エルヴィス=プレスリー、ビートルズ、マイケル=ジャクソン等をはるかに超えている。これらはさすがに、おおむね思い出の作品になってしまった要素が強いが、このマイルスデイヴィスのSo whatを含むKind of blue という作品は、2015年の我々の前で、厳然と問題提起をしていて、20世紀の作品の中で、最も存在感がある作品であることを誇っている。2015年、今でも、この地球上で、60年前に発売されたのにもかかわらず、2015年現在、年間40万枚もCDが売れているというデータも存在するようである。音楽史上後にも先にもない現象である。
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