屈原『楚辞』より「雲中君」(九歌)
白文浴蘭湯兮沐芳 華採衣兮若英
靈連蜷兮既留 爛昭昭兮未央
蹇將憺兮壽宮 與日月兮齊光
龍駕兮帝服 聊翱遊兮周章
靈皇皇兮既降 猋遠舉兮雲中
覽冀州兮有餘 橫四海兮焉窮
思夫君兮太息 極勞心兮𢥞𢥞
書き下し
蘭湯に浴し芳に沐す 華採の衣は英の若し
靈連蜷として既に留まり 爛として昭昭として未だ央きず
蹇(ああ)將に壽宮に憺んぜんとして 日月と光を齊しくす
龍駕して帝服し 聊く翱遊して周章す
靈皇皇として既に降れど 猋ち遠く雲中に舉あがる
冀州を覽て餘り有り 四海に橫たわって焉ぞ窮まらん
夫の君を思いて太息し 勞心を極めて𢥞𢥞たり
※雲神である雲中君になりきって称える詩。
九歌には神々になりきって詠まれる詩が多い。
ただし一番目の東皇太一は神を称える儀式の様子を
詠っている。
『封神演義』には雲中子という仙人が出てくるけど
雲中君となにか関係あるのかと検索してみたところ
それに言及した情報はまったく出てこない。
検索の仕方がまずかったのかもしれないが。
ちなみに雲中子は終南山(中国の北西)に住む
仙人とある。雷震子の師匠で原作ではエンジニアっぽい
仙人ね。それに対して雲中君は、中国語のwikiによると
古代の楚の神となっている。ただし手元にある
『新書漢文大系 楚辞』には九州共有の神となっている。
九州全体で知られていた神なら仙人として封神演義に
出てきてもおかしくないが、中国語wikiにはそんなことは
書いてない。楚辞に出てくるということと女説と男説がある
ということが載っている。(へぇ~。)
雲中子と雲中君の関係について詳しい方
もしおられたらコメントください。
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