「ABCD…」でおなじみの"あの歌"に異変。教師の告白にネット衝撃「受け入れられない」
英語教育でよく使われる『ABCのうた』。その歌い方に大きな変化が起きています。教師の女性が投稿した動画は、これまでに600万回以上再生されました🎥
童謡『きらきらぼし』の替え歌で、英語教育でよく使われる『ABCのうた』。
その歌い方に"大きな変化"が起きているそうです。
教師をする女性がTikTokに投稿した解説動画は、これまでに600万回以上再生され、話題を呼んでいます👇
ABCの歌といえば、「ABCDEFG / HIJKLMNOP / QRS / TUV / WXYZ」という区切りがこれまでの歌い方でした。
しかし2020年、あるSNSユーザーが「うちの5歳の双子が、私の歌い方は間違っていると教えてくれた。メロディーは合っているけど、先生が紹介した新しい歌い方と違う」と投稿。ネット上で、大きな反響を呼びました。
小学1年生に読み書きを教えるレイチェル・プラットさんは、歌い方が変わった理由を次のように説明しています。

「(2020年の)投稿の内容は本当です。今は、私たちが小さいころに教わったような歌い方でアルファベットを教えていません」
「なぜなら、LMNOPのテンポが速すぎて、子どもたちが、ちゃんとアルファベットを発音できないからです。実際、L〜Pまでが1文字だと勘違いする子どもがいるんです」
「そしてもう1つの理由が、曲の最後です。"Y and Z"と歌う箇所がありますが、子どもたちの中には、"Y and"もしくは"and Z"が1文字だととらえる生徒がいます。なので今は……」
「ABCDEFG / HIJKLMN / OPQ / RST / UVW /XYZ」と今の教育現場で教えられる区切り方を紹介し、動画は終わりました。

動画には、さまざまなコメントが寄せられました。
💬「こっちのほうがいいかも。でも私は認めません😂」
💬「何十年も歌い方は変わってこなかったじゃん。何をいまさら…😂」
💬「こっちのほうがいい!理由も明確だし!でもね、現在43歳の私の頭が、新しい歌い方をまったく受け付けないんだよ」
💬「LMNOPの部分は多くの学びを教えてくれました。私はあなたのことを決して忘れません。安らかに💔😔」
読み書き能力や読字障がいの研究を専門とし、これまで多くの失読症の生徒を教えてきたレイチェルさん。
USA TODAYの取材に応じ、これまでの歌い方の問題点を指摘しています。
「研究でわかったのは、子どもが初めて読み書きを学ぶとき、2つのスキルが大切だということです。1つはアルファベットの原理、もう1つが音韻の認識です」
「もし子どもたちが、LMNOPをそういう"ごちゃまぜの音"として認識したり、"Y and Z"の"and"を1文字だと思っていたりしたら、基本的な読み書きの勉強の妨げになります」
「確かにアルファベットは簡単すぎるかもしれません。でも読み書きを学ぶ子どもたちの脳では、たくさんのことを処理しています」
「ABCのうたは単純です。でもだからこそ、ここでつまづくと、この先の読み書きが大変になってしまうんです」
「この動画が、これほどまで見られたことに、とてもワクワクしています。親子の会話のきっかけになれるからです。そうした一助に自分がなれたことを、とてもうれしく思っています」
レイチェルさんは他にも、文字の覚え方や、知育グッズの紹介動画などを数多く投稿しています。
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