https://x.com/hitasuraeiga/status/2049085253781000219?s=61
富野監督の『映像の原則』を読んで特に興味深かったのが「上手(かみて)と下手(しもて)の話」で、監督によると「人間の心臓は左側にあるため、左(下手)から来るものに対しては防御しようとする意識が働く。これを作劇にも応用している」とのこと(「言われてみれば確かに…!」ってなったw)
心臓の位置
前項までに記した映像における左右の一般的印象は、我々の心臓が左側にあることから決まっているのです。これがこのテキストでの最大重要要件です。
舞台の上手(観客から見て右側)、手観客から見て左側。
これは経験的に決められたことなのですが、そうなった原因もわれわれの心臓が左にあるからで、左から来るものに対して心臓をかばおうとします。防御の姿勢をとります。
ぎゃくに、右から来るものに対しては寛大です。右利きなら受けやすいということも原因しているでしょう。
背中から刺激を受けるのと正面から刺激を受けるのとでは、どちらがダメージが大きいかと考えても良いでしょう。
もちろん例外もありますが、陸上競技のトラックで走る競技は左回りです。それは心臓のほうに加重をかけるほうが楽だからです。右回りでは、心臓は遠心力の問題もあって、外側に引っ張られるような感覚を嫌がってしまうからでしょう。
それは視覚印象にもつながっていて、左からの刺激には右からのものより“脅かされる”“より緊張して防御しよう”とする意識がはたらくのです。
“ヤバイ”まずい”怖い”という感情を誘発する刺激になります。“悲しい”苦しい”というマイナス感情も誘発されます。
右より見えてくる視覚印象は、心臓より遠いために、プラス指向を喚起するというとオーバーなのですが、観客は寛容にその存在を認めることができるのです。
当たり前にその存在を容認できるものは、右側に見えるものなのです。
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