CG制作の裏側|『果てしなきスカーレット』若手クリエイターインタビュー⑥ 監督の意図を読み取るアニメーション
細田守監督作品『果てしなきスカーレット』では、《死者の国》のパートを中心にデジタル・フロンティアがCG制作を担当しています。
キャラクターや背景、エフェクトなど、多くの工程が積み重なり、作品の世界が作り上げられました。
今回は、アニメーション室・畑さん(※インタビュー当時10年目)に、現場での取り組みについて聞きました。畑さんは、細田監督の前作『竜とそばかすの姫』にもアニメーション制作として参加しています。
担当したのは物語の重要なシーン
─まずは担当したカットを教えてください。
・聖とスカーレットの一番最初の出会いのシーン
・予告の冒頭、砂漠を歩いているシーン
・ヴォルティマンドに腕を撃たれたスカーレットを聖が看護するシーン
監督の意図を読み取るアニメーション
─印象に残っていることを教えてください。
今回の制作で印象に残っているのは、
監督の意図をより深く考えるようになったことです。
細田監督の作品では、制作の際に
「レイアウトに合わせて」という指示が出ます。
前作の『竜とそばかすの姫』の制作では、言葉通りにレイアウトに合わせることを意識していました。
しかし今回はそれだけでなく、
・アニメーションの流れ
・シーン全体の演技
も含めて考えるようになりました。
初めてのリーダー経験
今回のプロジェクトでは、リーダーとして参加したのも初めての経験でした。
ディレクターの堀部さんと直接話す機会も増え、
その中で
・監督がどのような意図で演出しているのか
・堀部さんがどのように作品を作ろうとしているのか
といった制作の思想を理解できるようになりました。
シナリオと絵コンテを読み込む大切さ
─学んだことを教えてください。
制作を通じて学んだのは、
作業に入る前の準備の重要性でした。
シナリオや絵コンテ、レイアウトに書かれている情報を細かく読み込むことで、より良い画作りにつながると実感しました。
堀部さんとのやり取りで、「絵コンテやシナリオを見た?」と聞かれて、答えられないと悔しかったんです。
その経験をきっかけに、
制作前に資料をしっかり読み込むようになりました。
カートゥーンアニメーションへの挑戦
─今後の目標を教えてください。
今後の目標は、手付けアニメーションの技術をさらに高めていきたいです。
特に興味があるのは、ディズニーのようなカートゥーンアニメーションです。
今後も技術を磨きながら、そうした作品にも挑戦していきたいです。
CG制作の裏側メイキング一覧|映画『果てしなきスカーレット』
▶ 本メイキング
▶ 若手メイキング
① キャラクターモデリング・表情シェイプ・ライティング・Nukeコンポジット
② プロップモデリング・キャラクターテクスチャ制作・ライティング
③ 主役キャラクターの演技アニメーション
④ 雪山・星空・地獄の穴などの背景制作
⑤ 「馴染みすぎ」から始まったアニメ表現のコンポジット
⑥ 物語の重要シーンを支える演技アニメーション(この記事)
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