2026年4月10日金曜日

果てしなきスカーレットのyojisekiのネタバレレビュー・ 内容・結末 | Filmarks映画

果てしなきスカーレットのyojisekiのネタバレレビュー・ 内容・結末 | Filmarks映画

果てしなきスカーレットのyojisekiのネタバレレビュー・内容・結末

①ハムレットは馬鹿のふりをして復讐を遂げるが、スカーレットは逆の性格で猪突猛進。
②神曲ではダンテの相棒は経験豊富だが本作では心許ない。
③オルフェウスの象徴である竪琴を聖(ひじり)は最初は全く弾けない(ギリシア神話では女が消えるが映画では男が…)。
ここだけ押さえれば恐ろしく面白い映画。教養が必要というよりも人類の叡智への謙虚な姿勢が必要。
チャップリンの独裁者のように、民衆を前に率直に対峙するスカーレット。アニメファンには偏見を捨ててこのシーンを見て欲しい。
自分の理解を超えるものを排除する風潮は危険だ。この映画はそうした風潮に抗っている。次の世代により良いものを残そうと…
ちなみに殺陣は椿三十郎を想起させるアイデアがいくつかあって秀逸。これは文句なしに楽しめる。
スラムダンクもそうだがアニメ専門の声優を使わないとどうしても反発するアニメファンが多い。シェークスピア俳優を集めたのはこの作品の完成度としては成功しているが。
予告編では物語の舞台を死者の国ではなく狂気の世界と紹介しているようだが、これも秀逸。
何も知らず狂気の世界に入る主人公たちのようにこの映画を楽しめば良い。
多くの人に見てもらいたい。この映画が行き渡ることが世界平和につながるとさえ思う。

ジョージ・ルーカスはスターウォーズを鍋みたいなものと言っている。いろんな要素を入れることの出来る器ということだ。
この作品も臨死体験をストーリーの器にして多様なものを入れている。これらは世界情勢に反応した真摯なものと自分は評価したい。
戦いのイメージが現実の戦争を代替する。


追記:
ハムレットについてはタルコフスキー 『映像のポエジア』が参考になる。

《…私は物質的なルーチンワークに敵対しようとしている人間のエネルギーに引きつけられる。ここで私のもっとも新しい構想の糸玉が巻かれるのである。
 このような観点から私にとって興味深いのは、シェイクスピアの『ハムレット』である。『ハムレット』を私は、いずれ、映画にしたいと思っている。このもっとも偉大な劇のなかには、最高度の精神的レベルにありながら、同時に低劣で汚れた現実との相互関係のなかに入っていくことを余儀無くされた人間についての、永遠の問題が考察されている。これは、もし未来の人間が自分の過去のなかで生きることを余儀無くされたとするならばどうなるか、というような問題を抱えている。ハムレットの悲劇も、私の考えによれば、ハムレットが破滅するということのなかにではなく、ハムレットが死を前にして自分の精神的欲求を放棄し、普通の殺人者にならなければならないということのなかにある。このような変節のあとでは、死は彼にとって至福の出口と言えるのである。あのように決闘で死ななかったならば、ハムレットは自殺することで自分の生命を絶たなければならなかっただろう。》

追記の追記:
基本的にスクリーン右から左へという方向性で見果てぬ場所への行程は描かれる。それだけ知っておけばストーリーを見失うことはない。
スクリーンXで見るとすごい映像体験が出来る。5回観たがまた観たい。

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