Crow(カラス)
英国とデンマークの神話には、クラケKrake(=カラス)という名前の魔女が出てくる。それはヴァルキューレのブリュンヒルデの娘であった。クラケは変身をよくして、美しい乙女になるかと思うと、
老婆や怪物やカラスになることもあった。彼女はデンマークの王ラグナル・ロドブロク(皮の半ズボン)と
結婚して、
英雄シグルドを生んだ
[2]。シグルドとはジークフリートと同一人物で、彼の神秘の恋人はヴアルキューレのブリュンヒルデであった。それは最古の時代の
聖王権神話にある、あの複雑な近親相姦的関係であった。そこでまた。
三相一体の女神が、ラグナルとクラケの間にできた3人の予言能力のある娘たちとして、復活したのであった。この3人の娘たちは
運命を織る娘たちで、
ワタリガラスと呼ばれる魔法の旗を作った
[3]。
ある神話にはクラケンなる者が出てきて、海と関係があり、ヘビ、または、海の怪物として描かれている。しかし、この人物も同じ死の女神にすぎない者であった、古いバラッドに出てくる3羽のワタリガラス(クラケン)は、殺された英雄の死体の上にとまる運命の鳥であった。『 2羽のカラス』というバラッドにあるように、ときには、2羽しかいないときもあった。このカラスたちは、殺された騎士から美しい青い目をつっつき出そうとした[4]。
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