映画『パドレ・プロジェクト/父の影を追って』公式サイト
コロナ禍の真っ只中、2歳で生き別れた父を探してイタリアへ
"ハーフ"として日本で育った監督が自らの旅を記録した、
ルーツを巡るドキュメンタリー
日本人とアフリカ人の間に生まれ、日本で生まれ育った武内剛(たけうち・ごう)は2歳のときに父と生き別れになった。「若い頃は映画監督を目指していた」という母の話から浮かび上がるのはクリエイター気質の父の姿。その影を追うように、エンターテインメントの世界で活動していたが、2020年に予期しない契機が訪れる。「COVID-19」それは命を落とす可能性もある正体不明のウイルスの世界的なパンデミックだった。もしかすると、もう二度と父親に会えないかもしれない――そう思った剛は父を探すためにイタリアへ旅立つことを決意。さらには、その記録を映画にすることに。
しかし緊急事態宣言の只中、渡航のハードルは高く、認知症の母から聞き出せる父の情報は驚くほど少ない。手元にあるのは40年前の父の写真だけ。10日間という限られた滞在期間、イタリアの人口・約130万人の中から会ったこともない一人の肉親を探し出すのは予想以上の困難を極めた。日本で"ハーフ"として育った自分自身の過去にも向き合いながら、異国の地で必死に捜索を続ける剛だったが、ある日ついに父親の手がかりを掴んで……。
1980年11月16日、愛知県・名古屋市生まれ。日本人の母とカメルーン人の父のMix。2004年に渡米、2012年までニューヨークで暮らす。演劇学校「HB studio」で3年間演技を学び、卒業後は演劇、ミュージカル、映画等に出演、シンガーソングライターとしても活動する。日本帰国後はお笑い芸人・ぶらっくさむらいとして、SMAよりピン芸人デビュー。 音楽を使ったパフォーマンスを武器にテレビ(代表番組:エンタの神様、おはスタ など)やライブに出演し活躍する(R-1ぐらんぷり2017準決勝・第1、2回歌ネタ王準決勝進出)。2018年にサンミュージックに移籍。2020年に独立。講演活動など活動の幅を広げる中、2023年、初めて監督した映画『パドレ・プロジェクト』がニューアーク国際映画祭でワールドプレミア上映、デトロイト・トリニティ国際映画祭では最優秀国際映画賞を受賞した。
『パドレ・プロジェクト』は物心ついた頃から心の片隅にありました。
僕の褐色の肌は、未だ見ぬ父の存在を嫌でも思い出させました。反抗期を迎えると、女手一つで育ててくれた母に背を向け、日本を憎むようになりました。「映画監督を目指していた」「DJをしていた」―― 母がボケる前に教えてくれた父の断片的な情報を辿るように、エンタメの世界に飛び込んだ僕は、ついに結末のわからない旅に出る決意をしました。
誰もが少なからず自分の家族について、悩みや問題を抱えているのではないでしょうか。親子の関係とは何かを捜索している人、心に蓋をしたままの何かを抱えている人、また、画一性を求められる社会の中で生きづらさを感じている人へ、この映画が人生を動かす勇気を与えられることを願っています。
撮影監督
成富 紀之
Noriyuki Naritomi
1983年10月7日、東京都出身。19歳で日活芸術学院へ入学、美術と録音技術を学ぶ。卒業後、出版社で写植のアルバイト、制作会社でドラマの装飾のアルバイトを経て、22歳のときに武蔵野美術学院へ入学。イラストを学んだのち、卒業後はフリーの映像作家として活動。起業CM、舞台、ドラマ撮影等を手がけるほか、数多くのドキュメンタリーを自主制作している。主な担当作品として、『花とアリス殺人事件』(2015年/コンポジット作業で参加)、キュウソネコカミ「NO MORE 劣化実写化」MV(2017年/メイキング撮影)などがある。また、2015年より自身のYouTubeチャンネルで開始した「100人のドキュメンタリー」企画では、第35回『とても幸福な障がい者』の撮影をスウェーデンにて敢行。2020年には、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系列/7月11日放送分)にて、第25回『山奥ニート』前後編が取り上げられた。
監督・プロデューサー:武内 剛
撮影監督:成富紀之 構成:吾妻蓮
整音:藤木和人 カラリスト:星子駿光 音楽:青木晋太郎 通訳:Compagnone Francesca
字幕:三浦アーク /Elly/Maxwell Powers デザイン:鈴木篤史
配給:ミカタ・エンタテイメント 宣伝協力:Xhora
2023年/ 日本語・英語・イタリア語 / カラー / 80分 / 16:9 / Stereo
大原綜合事務所
株式会社おおきに ありがとう市場 野寄聖統
NOVE,
株式会社リライフテクノロジー
株式会社 On-do
弁護士 吉川幹司
医療法人 やまびこ会
コースター美術館
Allyin project
石森法律事務所 弁護士 石森博行
吉田 隆
Aoki
Masahiro Ishizuki
Takeoka Takayoshi
Yoshio Matsunaga
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