2024年5月13日月曜日

白夜の妖女 | 映画 | 日活 1957 泉鏡花『高野聖』原作

白夜の妖女 | 映画 | 日活


『白夜の妖女』(1957)
泉鏡花『高野聖』原作

妙法蓮華経陀羅尼品第二十六より
陀羅尼

若不順我呪 悩乱説法者  
頭破作七分 如阿梨樹枝  
如殺父母罪 亦如厭油殃  
斗秤欺誑人 調達破僧罪  
犯此法師者 当獲如是殃


私達(鬼子母神と十羅刹女)親子が、
お釈迦様に誓った人を幸せにする
此の呪文に逆らって 
法華経の説法者を悩ませたり乱したら
頭が七つに破裂して枯れ木になって
落ちた時に七つに裂ける阿梨樹の木の枝
のようになりますよ。
本当にそうなっても知りませんよ。 
此の事は父母を殺す罪と同じです。
また油を絞る時にある種の虫を入れて
絞るとたくさん絞れるのですが
その油は大変悪い油になるのです。
それを売る時にインチキの秤(はかり)で
人を欺(あざむ)き 誑(たぶら)かし
提婆達多のお釈迦様を殺害しようとした罪の
ように法華経の説法者を犯す者は
まさしくこれらの罪を犯したのと
同じ罰を受ける事になります。 


46:10

妙法蓮華経陀羅尼品第二十六より
陀羅尼

若不順我呪 悩乱説法者  
頭破作七分 如阿梨樹枝  
如殺父母罪 亦如厭油殃  
斗秤欺誑人 調達破僧罪  
犯此法師者 当獲如是殃

若不順我呪 にゃくふじゅんがしゅ 
悩乱説法者 のうらんせっぽうじゃ
頭破作七分 ずはさしちぶん
如阿梨樹枝 にょありじゅし
如殺父母罪 にょしぶもざい
亦如厭油殃 やくにょおうゆおう
斗秤欺誑人 としょうごおうにん
調達破僧罪 じょうだつはそうざい
犯此法師者 ほんしほっししゃ
当獲如是殃 とうぎゃくにょぜおう

私達(鬼子母神と十羅刹女)親子が、
お釈迦様に誓った人を幸せにする
此の呪文に逆らって 
法華経の説法者を悩ませたり乱したら
頭が七つに破裂して枯れ木になって
落ちた時に七つに裂ける阿梨樹の木の枝
のようになりますよ。
本当にそうなっても知りませんよ。 
此の事は父母を殺す罪と同じです。
また油を絞る時にある種の虫を入れて
絞るとたくさん絞れるのですが
その油は大変悪い油になるのです。
それを売る時にインチキの秤(はかり)で
人を欺(あざむ)き 誑(たぶら)かし
提婆達多のお釈迦様を殺害しようとした罪の
ように法華経の説法者を犯す者は
まさしくこれらの罪を犯したのと
同じ罰を受ける事になります。
。。。

若不順我呪 にゃくふじゅんがしゅ 
悩乱説法者 のうらんせっぽうじゃ
頭破作七分 ずはさしちぶん
如阿梨樹枝 にょありじゅし
如殺父母罪 にょしぶもざい
亦如厭油殃 やくにょおうゆおう
斗秤欺誑人 としょうごおうにん
調達破僧罪 じょうだつはそうざい
犯此法師者 ほんしほっししゃ
当獲如是殃 とうぎゃくにょぜおう

若不順我呪 にゃくふじゅんがしゅ 
悩乱説法者 のうらんせっぽうじゃ
(私達(鬼子母神と十羅刹女)親子が、
お釈迦様に誓った人を幸せにする
此の呪文に逆らって
法華経の説法者を悩ませたり乱したら)

頭破作七分 ずはさしちぶん
如阿梨樹枝 にょありじゅし
(頭が七つに破裂して枯れ木になって
落ちた時に七つに裂ける阿梨樹の木の枝
のようになりますよ)

如殺父母罪 にょしぶもざい
亦如厭油殃 やくにょおうゆおう
(此の事は父母を殺す罪と同じです。
また油を絞る時にある種の虫を入れて
絞るとたくさん絞れるのですが
その油は大変悪い油になるのです)

斗秤欺誑人 としょうごおうにん
調達破僧罪 じょうだつはそうざい
(それを売る時にインチキの秤(はかり)で
人を欺(あざむ)き 誑(たぶら)かし
提婆達多のお釈迦様を殺害しようとした
罪のように)

犯此法師者 ほんしほっししゃ
当獲如是殃 とうぎゃくにょぜおう
(法華経の説法者を犯す者は
まさしくこれらの罪を犯したのと
同じ罰を受ける事になります)

。。。

如殺父母罪 にょしぶもざい
(此の事は父母を殺す罪と同じです)

また油を絞る時にある種の虫を入れて
絞るとたくさん絞れるのですが
その油は大変悪い油になるのです)


悩乱説法者 のうらんせっぽうじゃ
(法華経の説法者を悩ませたり乱したら)

https://www.nikkatsu.com/movie/20199.html

白夜の妖女 | 映画 | 日活

高野山は弘法大師の開山以来、仏教の聖地として女人禁制であったが、明治5年この禁が解かれることになり、これにはほとんどの僧侶が反対した。そんな時、高野聖と仰がれる宗朝老師が「自分はこの問題に口を出す資格がない」と一世一代の懺悔話を始めた…。ここはひぐらしのしんしんと鳴く信濃路の緑深い街道。24歳の若い宗朝は飛騨の高山から善光寺に向うべく山道を登っていたが、ふと女の悲鳴を聞いた。駆けつけると薬売りが土地の娘に襲い掛かっている。宗朝の出現に薬売りが驚いたその隙に娘は逃げ出した。娘に逃げられた薬売りは宗朝に食って掛かるが宗朝は相手にせず歩き出した。旧道と新道の分かれ道で薬売りは旧道へ、宗朝は新道に行ったが、程なく土地の農夫から旧道が危険なことを聞き、薬売りを助けるべく旧道へと駆け戻る。だが旧道は狭く険しく、行けども行けども薬売りに逢うことはできなかった。しかも雫のように落ちてくる無数の蛭に取りつかれ、半死半生になった宗朝はやっと人家を見出すのだった。その家には女と男が二人だけで住んでいた。女は外の月光に濡れてゾッとする程妖しく美しい女。男は知的障害のある小男だった。宗朝が一夜の宿を乞うと、女は岩風呂に案内し、自分も全裸になって沐浴するのだった。その夜は牛のいる納屋に泊まったがそこには薬売りの荷物が置いてあった。女の魔性で薬売りは牛にされていたのである。何も知らぬ宗朝は煩悩を断ち切るべく一度は抜け出すが、女の妖気が絡みついて振り切ることができなくなっていた…。

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