| ||||||||||||||||||||||||
https://plaza.rakuten.co.jp/caphiro/diary/201705240000/
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ7
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ7スピノザのレインスブルフへの移住の直接的な契機となったと想われるコレギアント派とは信者が集って聖書を読み、教えについて語り合うのを主たる信条としているところから、現代日本の聖書普及協会に近似します。キリスト教の宗派は大枠は教会至上主義のカトリックと聖書至上主義のプロテスタントに別けられます。仏教に云う上座仏教と大乗仏教の対立が此れに当たります。然し乍ら、プロテスタントを自負するカルヴィニストにとっては、コレギアント派というのは,単に教会の権威を否定しただけでなく,牧師の権威も否定しており、同じ教会至上主義ではないものの、信者が集って聖書を読み、教えについて語り合うのが主たる信条としていることが、単に教会の権威を否定しただけでなく、牧師の権威否定にまで及んだことから、ライデンのカルヴァン派の牧師たちは,コレギアント派を激しく非難します。当時のオランダのレインスブルフ当局は牧師の訴えを斥け,コレギアント派の信者が独自の意見をもつ権利を守りました。このためにレインスブルフはコレギアント派の拠点となり得たのです。1669年10月に画家のレンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン(Rembrandt Harmenszoon van Rijn/1606年7月15日-1669年10月4日)レンブラントは医師であるファン・ローンに看取られて生涯を終えたことで知られるファン・ローン(Joanis van Loon)がスピノザのような人物が住むのにレインスブルフは適した場所であると説明しているのもはこういった事情からです。
哲学・思想 ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿