キャラクターの個性が際立つ素晴らしくも懐かしい声優陣の豪華な共演
子供の頃に見た記憶が蘇り「あの名作をもう一度観たい」と探したところ、リマスター版のDVDがあり、値ははりましたが購入しました。私は50代後半ですが、この作品を観ると1人1人のキャラクターが愛おしくて心が癒されます。キャラクターの個性を際立たせているのは往年の素晴らしくも豪華な声優陣だと思います。ビッケの愛くるしさは栗葉子さんが、チッチのビッケを思う女の子らしさや、それでいて幼い感じの可愛らしさは松金よね子さんが見事に表現してくれていて、エンディングでときどき流れるチッチの歌を聴くと、そのいじらしさに涙まで出てしまいました。しっかり者で、かかあ天下のイルバには中西妙子さんがハマり役だと思います。ハルバルには富田耕生さんが、荒くれ者だがイルバに頭があがらず、いつもビッケを頼り、ビッケを愛してやまない子煩悩さもあわせ持つ性格を見事に表現しています。バイキングたち一人一人が大好きですが、個人的にはスノーレとチューレのケンカのシーンがたまらなく好きです。スノーレの声は、タイムボカンシリーズの悪役のボスで有名な滝口順平さんで、声だけで笑わせてくれます。チューレもスノーレも個性的な顔立ちで、昔の海外のテレビアニメのユニークなキャラクターを彷彿させます。ゴルム、ファクセ、ウルメ、ウローブと皆愛すべきメンバーですが、その個性を引き立てているのはやはり声優さんたちの力が大きいと思います。何度観ても心がほっこりします。もう一つ大きな魅力は宇野誠一郎さん作曲のオープニングテーマ、複数のエンディングテーマ、挿入歌です。作品に彩りを添える温かくておかしみのある曲ばかりです。時折りBGMとして、普段は流れない2番や3番の歌詞も流してくれて、思わず口ずさみたくなるメロディーと歌詞に、並々ならぬ作品への意気込みも伝わってきます。親子愛、仲間愛に満ちているこの名作は、今後、孫が出来たら見せてあげたいと思います。私達の世代は特撮番組が数えきれないほどありました。アニメを毎日毎日ありました。今となっては忘れてしまっているものはたくさんあるし、大人になって振り返ってみると、「なんであんなのが良かったのかな(製作された方には大変失礼ですが)」と思う作品もある中で、「小さなバイキングビッケ」は素晴らしい作品であったなと50年経った今でもしみじみ感じます。歴史的な考証においてはいろいろあり、賛否両論があるのかもしれませんが、単純に「今の子ども達に観せてあげたい作品」です。Vol.2はメルカリとヤフオクとで比較して1番安価な中古品を購入しましたが十分満足しています。今後、再放送をされることはまず無いですし、入手して後悔しないものだと私は思っています。
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