2024年3月28日木曜日

NOSTALGHIA サン・カルガノ大聖堂

NOSTALGHIA

8月15日(木) ヴォルテーラからシエナそして..

その間に彼女はスケッチを2枚描きあげていた. その後,一緒に街を歩いた.アラバスターのお土産を買って,昼食を食べた. 料理がなかなか来ず少しイライラ,清美さん達との待ち合わせ時間が 迫っていたからだ. 結局,時間に遅れてしまい,ジャンが街の中をさがしてくれていた. 今日はシエナから「ノスタルジア」の聖地ともいえるサン・ガルガノへ行く予定. ジャンの運転で移動.ぶどう畑を撮影しながら,車内ではうちとけた気分で話がはずんだ. シエナに到着.パリオ(馬の競走大会)の前日だけに人が多かった. パリオはこの街では大きなお祭り行事.各地区から裸馬が出走し,競いあうのだ. カンポ広場は土で固められ,まわりは各地区の旗(動物などがモチーフになっていた)が 掲げられて,明日の準備が着々と進められていた. その中でマンジャの塔に登ろうとしたのだが,既に予約が終わっていた. かわりに私立美術館で美術品を見た. その後,清美さんが出入りしているロウソク屋を訪ねる. きれいなロウソクが並び,製作を実演していた. 人混みの中を抜け,ドゥオーモへたどり着いた. 白と黒の縞模様が印象的であった. 中の美しい床面は見ることができなかったが,バラ窓やまわりの美術品を堪能することが できた.パリオの旗もおいてあった. シエナの混雑した街を後にして,自動車は一路サン・ガルガノへ向かった. シエナから西へ30Km程の所にあるが,交通手段は本数の少ないバスのみ. まして午後遅くから夜景を見ようとすると野宿覚悟となっていただろう. 融通のきく個人ガイドだから実現できたのだと思う. わがままをきいてくれたトスカーナガイドに感謝である. いよいよサン・ガルガノが近づいて,ふたりは興奮ぎみ.. 幹線道路を曲がり聖堂が見えてきたときには,「とうとうやってきた!」という 実感がわいてきた.

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